さて今回は、記憶に残る少年エッチ漫画として
林崎文博先生が描く
「つきあってよ!五月ちゃん」
を取り上げます。
現在は青年誌を中心に活動している林崎先生が、
少年誌「月ジャン」で連載していた作品ですね。
林崎先生の描く女性キャラは、
ムッチリ肉感的な女性が多いので
先生の作品のファンという方も
多いのではないかと思います。
本作も林崎先生の特長である
「ムチムチでピチピチ」
な女子高生が主役のエッチ漫画。
ただし!
ちょっと惜しい!
というところもある作品でして、
それも含めて「つきあってよ!五月ちゃん」の
おすすめポイントを紹介していきます。
つきあってよ!五月ちゃんの作品データ
【作品概要】
空手少女であるヒロイン
浅香五月(あさか さつき)ちゃん
を中心に描かれる格闘系エッチ漫画。
そして全く違う漫画の2部構成になっている
という珍しい作品でもあります。
【作品データ】
作品名 | つきあってよ!五月(さつき)ちゃん |
作者 | 林崎文博 |
連載誌 | 月刊少年ジャンプ(集英社) |
連載期間 | 1996年(平成8年)~1997年(平成9年) |
単行本 | 全5巻 |
電子書籍 | なし(紙版のみ) |
つきあってよ!五月ちゃんのおすすめポイント①(ムチムチ爆乳のヒロイン)
本作「つきあってよ!五月ちゃん」は、
こんなプロローグからスタート。
ヒロインである浅香五月ちゃんは、
子供のころ、幼なじみの男の子と
ある約束をします。
少年が中国へと旅立ってしまうため、
その前に幼い二人で約束したのでした。
(©林崎文博/つきあってよ!五月ちゃん)
そして10年の月日が流れ、
高校生になった五月ちゃんは
その少年と再会しますが…。
と、こんな感じの
ラブコメを軸にしたエッチ漫画です。
ストーリーらしいストーリーはなく、
五月ちゃんとこの少年とのラブコメ
が展開されていきます。
でも、そこは大して重要ではありません。
大事なのは五月ちゃんのエッチシーン。
ですよね。
ただですね…。
これも時代の流れでしょうか…。
以前に当ブログで紹介した
「やるっきゃ騎士」や
「パラダイス学園」に比べると、
とてもソフトな内容となっています。
つまり、われわれ昭和のエッチ漫画で
育った人間としては、
「これってエッチ漫画なの?」
というレベルのエッチ度の低さ。
ちょうどこの漫画が連載される数年前から
「有害コミック騒動」なるものが
話題になったので、その影響もあるんでしょう。
当時の少年たちにとっては「おぉ~っ!」
という感じだったのかもしれません。
しかし、昭和の少年エッチ漫画を見ていた人や
青年誌のエッチ漫画に慣れてしまった人には、
ちょっと物足りない内容と言っていいでしょう。
それでも!
あえて本作を取り上げたのは、
やはり「五月ちゃんの可愛さ」
を紹介したかったから。
ヒロインの五月ちゃんは、
空手が強い格闘少女でありながら「爆乳」
という、エッチ漫画の設定としては
申し分ない女の子として描かれています。
(©林崎文博/つきあってよ!五月ちゃん)
そして、自身が結構な強さの空手家
であるにもかかわらず
「自分を守ってくれる強い男の子が好き」。
なので
「五月ちゃんに勝てば、つきあえるかも!」
と期待して、勝負を挑んでくる男たちが
後を絶たない状況なのです。
「つきあってよ!五月ちゃん」
というタイトルは、
どうもこの設定に由来しているようですね。
で、「五月ちゃん VS スケベな男たち」が戦い、
結果的に「五月ちゃんが脱がされる」という
お決まりのパターンが展開されるのですが…。
これが非常にソフト。
「戦う」⇒「脱がされる」⇒「やぁ~ん」⇒
「終わり」。
なので、基本的にはただ脱がされるだけ。
それ以上の展開はありません。
例えば。
試合中にこんな⤵シーンが展開されれば、
イヤでもこの後の「いやらしい展開」
を想像しちゃいますよね。
(©林崎文博/つきあってよ!五月ちゃん)
少年誌なので、
もちろんカラミのシーンはありませんが、
あんなことされたり、
こんなことされたり、
と期待&股間が膨らみます。
でも結局は、
脱いで(脱がされて)終わり。
それも肝心なところは隠していることが多い
という徹底ぶり。
五月ちゃんがナニかをされるというシーンは
ありません。
とてもソフトなお色気描写。
エッチなシーンも少なめ
に抑えられてしまっているんです。
「すげ~もったいないな~」と思いませんか?
林崎先生の描く五月ちゃんは
「ムチムチ」かつ「爆乳」でエロいですし、
キャラ絵としても可愛いです。
プラス、キャラの設定も素晴らしいのですから、
もう少し上手く話を展開すれば
もっとエロくなるのにな~
と思わずにはいられません。
それでも本作なりの工夫はされていて、
全編つうじて五月ちゃんの裸体は
「見開きページ」を使って「ドーン!」と
描かれることが多いのです。
見開きとまではいかなくても、
大ゴマで描かれるお色気シーンもあります。
エッチなシーンや刺激的なシーンが少ないのを
補うためだと思われますが、
これはこれで
本作の大きな魅力と言ってイイでしょう。
ですから本作の楽しみ方としては、
林崎先生の描くムチムチな五月ちゃんを愛でる
以外にありません。
しかしそれは、
林崎先生がわれわれに「妄想する楽しみ」
を与えてくれていると解釈してください。
本作を読んで、
「五月ちゃんを愛でる」⇒
「妄想する」⇒
「後は…」
というのも、
エッチ漫画の楽しみ方のひとつですからね。
つきあってよ!五月ちゃんのおすすめポイント②(もう一人の五月ちゃん)
本作「つきあってよ!五月ちゃん」は
全5巻のコミックスで構成されています。
でも実は、上の五月ちゃん(浅香五月)が
出てくるストーリーは3巻で完結しちゃいます。
そして4巻からは、
全く別の五月ちゃんである
「庭野五月(にわの さつき⤵)」
がヒロインとなって登場。
(©林崎文博/つきあってよ!五月ちゃん)
こちらの五月ちゃんは、高校の先生という設定。
4巻からはこの五月先生がヒロインとなります。
ちなみに「空手少女の五月ちゃん」と
「先生の五月ちゃん」は全くの別人。
空手少女の五月ちゃんが、
高校の先生になったわけではありません。
つまり。
まったく別の漫画が同じタイトルで描かれて、
同じコミックスとして発売されているという、
とても珍しい作品となっているんですね。
4巻以降の五月先生のお話は、
ラブコメというよりも
純愛ラブストーリーに近い内容。
さらにエッチなシーンもよりソフト。
女性の下着姿や水着姿は多く描かれていますが、
女性の裸体は、ほとんど描かれていません。
これもすげ~もったいないです。
4巻以後の五月先生もメッチャ可愛らしい女性。
なので、エッチなシーンがないのは本当に残念。
ま、珍しい構成の漫画なので、
読む人によっては
1つのコミックスで2度美味しい
と言えるかもしれませんけど。
我々にとって本当に美味しいのは、
五月ちゃんのエッチなシーンですもんね。
だからもっと前にこの漫画が描かれていれば、
きっと少年エッチ漫画史に残る名作と
なっていたでしょう。
それだけに、描かれた時代が惜しまれます。
さて、そんな「つきあってよ!五月ちゃん」は、
残念ながら電子書籍化されていません。
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