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短編小説を思わせる上質なオムニバス漫画【レベルE/冨樫義博】のおすすめポイント

名作マンガ(平成)

今回紹介するのは、「幽☆遊☆白書」や「HUNTER×HUNTER」でおなじみの奇才・冨樫義博先生が描く異色の漫画。

 

「レベルE」。

 

今回の記事では、この「レベルE」のおすすめポイントをご紹介。

ジャンルとしてはSF漫画になろうかと思います。

ただし。

ブラックユーモア・ギャグ・サスペンス・ホラー・ミステリーなどが詰まった、短編小説と同じような読後感を味わえる傑作です。

 

レベルEの作品データ

【作品概要】

宇宙一とも称される天才的な頭脳を持つ反面、非常に歪んだ性格の王子様(宇宙人)を中心に描かれるオムニバス形式のSF漫画です。

 

【作品データ】

作品名レベルE
作者冨樫義博
連載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
連載期間1995年(平成7年)~1997年(平成9年)
単行本全3巻
電子書籍あり(電子版は全2巻)

 

レベルEのおすすめポイント①(漫画も小説も好きな方におすすめ)

突然ですが、ショートショートの神様とも呼ばれる作家・星新一先生をご存知でしょうか?

 

少し大袈裟かもしれませんけど。

SFをはじめファンタジー・ホラー・ユーモア(ブラックユーモア)・幻想小説など多彩なジャンルの作品を残した星新一。

その短編小説を思わせる漫画が、本作「レベルE」です。

 

星新一先生の小説が、手軽にサクッと読める作品が多いのに対し、

本作は練り込まれたプロットを軸に、じっくりと読み込みたい作品。

ただし。

読者の少し斜め上を行く結末などは、星先生の作品も本作も同じです。

 

なので、少年漫画に多いバトル漫画や大したストーリーのないラブコメなどに慣れてしまった方には、面白くないかもしれません。

しかし「漫画も好きだけど、小説も好き」という方には、強くおすすめできる傑作と言ってイイでしょう。

ま、いろいろ言われている冨樫先生ですが。

幽☆遊☆白書(特に後半)やHUNTER×HUNTERを読んでも分かるとおり、読者に「うまい!」と思わせるストーリーを描かせたら、比肩する漫画家さんはいません。

 

そういう意味で本作は、ストーリー&プロットで読ませる漫画だと思ってください。

 

その代わり、漫画なのに文字(説明文)がやたらに多いということもご承知おきを。

 

レベルEのおすすめポイント②(バカ王子)

本作は、コミックス全3巻(全16話)からなるオムニバス漫画です。

コミックスは3巻なのに全16話なのは、週刊誌に掲載されていたにもかかわらず月1連載だったからですね。(ページ数が多い)

作品構成としては、次のような8つのエピソードで全16話を構成する作りとなっています。

 

【レベルEの作品構成】

  1. バカ王子・地球襲来編:No.001 – 003(単行本1巻)
  2. 食人鬼編:No.004・005(単行本1巻)
  3. 原色戦隊カラーレンジャー編:No.006 – 009(単行本2巻)
  4. マクバク族サキ王女・ムコ探し編:No.010・011(単行本2・3巻)
  5. 高校野球地区予選編:No.012・013(単行本3巻)
  6. 原色戦隊カラーレンジャー・人魚編:No.014(単行本3巻)
  7. バカ王子・結婚編:No.015(単行本3巻)
  8. バカ王・ハネムーン編:No.016(単行本3巻)

(出典:Wikipedia)

※ これら8つのエピソードの名称は、正式名称ではありません。

 

どのエピソードも独立した1つのストーリーとして完結しますが、各エピソードごとに関連性があるものもあります。

そして、上記8つのエピソードのほとんどに関わってくる重要な登場人物が、おそらく本作の主人公と思われるバカ王子こと「バカ=キ=エル・ドグラ」。

(©冨樫義博/レベルE)

 

「馬鹿王子」ではなく、名前が「バカ」だから「バカ王子」。

ただ、それが明かされるのは最後のほうなので、単なる「馬鹿王子」と捉えて読んでもらった方が面白く読めるかもしれません。

 

ドグラ星第1王子(宇宙人)であるバカ王子が日本(地球)にやってきたところから、第1話が始まります。

冒頭でも述べたように、バカ王子は非常に頭の切れる天才。

しかし、人が真剣に悩んだり苦しんだりする姿を見るのが趣味で、

「どうやったら自分が楽しみながら、他人を苦しませられるか?」

に全精力を傾けるという歪んだ性格をしています。

(©冨樫義博/レベルE)

 

ところが、ここが冨樫先生の奇才たる所以。

このような歪んだ性格のキャラも「すっげ~イヤな奴」ではなく、ちゃんと漫画の主人公として仕立て上げているのが流石なんです。

もし身近にこういう奴がいたら「すっげ~ウザい」と思う反面、「楽しいだろうな」とも思わせてくれるようなキャラに仕上がっていますよ。

(©冨樫義博/レベルE)

 

全16話、どのエピソードもハズレが無く面白い作品です。

20年以上前の漫画でしばらく読んでいませんが、こうしてレビューを書いているうちに、無性に読みたくなってきました。

週刊少年ジャンプの連載作品の中では「異色の傑作」とも言える本作。

是非あなたも、オムニバス漫画の面白さを味わってくださいね。

 

 

さて、そんな本作「レベルE」は電子書籍化されています。

電子書籍通販サイト「ebookjapan(イーブックジャパン)」で試し読みが可能。

わたしもふだん利用しているサイトなので、安心・快適に使えますよ。

 

ebookjapanの公式サイトを見に行く

 

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