さて今回は、みんな大好き
「異世界転生マンガ」を取り上げます。
当ブログで異世界転生マンガを紹介するのは
初めてですね~。
わたしも異世界モノ・転生モノが大好きで
いろいろ読み漁っているのですが。
なんせ数が多い!
そんな中、これはおもしろいよ!っていう作品を
これから取り上げていきますので、
興味のある方は読んでやってくださいませ。
というわけで。
記念すべき第1回目に紹介するのは
「魔石グルメ/魔物の力を食べたオレは最強!」
という作品。
人気ラノベを原作としたコミカライズ作品ですね。
今回の記事では、
「魔石グルメ/魔物の力を食べたオレは最強!」
のおすすめポイントなどを紹介していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
魔石グルメ/魔物の力を食べたオレは最強!の作品データ
【作品概要】
舞台は異世界。
不慮の死によって
転生した主人公に与えられた能力は…。
「毒素分解EX」!?
どんな毒も菌もイチコロにできる
地味~なチート?能力を授かった主人公が、
数奇な運命により一国の王を目指す物語です。
【作品データ】
作品名 | 魔石グルメ/魔物の力を食べたオレは最強! |
作者 | 原作:結城涼、作画:菅原健二、キャラクター原案:成瀬ちさと |
連載誌 | ドラドラふらっと♭(KADOKAWA) |
連載期間 | 2019年(令和元年)~ |
単行本 | 既刊3巻 |
電子書籍 | あり |
- 本記事の内容は、投稿日時点での連載内容に基づいています。
魔石グルメ/魔物の力を食べたオレは最強!のストーリー
まず最初に、
「魔石グルメ/魔物の力を食べたオレは最強!」
のストーリーを紹介します。
っと、その前に。
わたしはこの作品の原作も読んでまして、
原作のほうは漫画よりもかなり先まで
進んでいます。
ですが、今回の内容はあくまでも漫画版
「魔石グルメ/魔物の力を食べたオレは最強!」
の紹介です。
漫画より先の内容には触れていませんので
ご注意ください。
ということで改めて、
ストーリーを紹介していきます。
物語の舞台は正統派ファンタジーの世界。
魔法があって、スキルがあって、
ステータスがあって、魔物がいて、
王様がいて、貴族がいて…
というお決まりの世界観ですね。
主人公は、不慮の死により異世界に転生した
アイン少年(5歳)。
ハイム王国の伯爵であり、
大陸一と言われる将軍ローガス・ラウンドハート
の長男として生まれました。
アインくんは貴族のお坊ちゃんですから、
伯爵家の跡取りとしてさぞ悠々自適な生活
を送っているだろう、と思いきや…。
そうとも言えないフクザツな貴族生活を
送っていました。
なぜなら、アインくんが持っているスキルは
「毒素分解EX」
というジミ~なスキルだけだったから。
(©結城涼、菅原健二、成瀬ちさと/魔石グルメ 魔物の力を食べたオレは最強! 第1巻)
確かにあらゆる毒や菌を無効にする
というチカラは凄い能力ではあります。
でも。
やっぱり「勇者」とか「賢者」なんかと比べると、
なんだかなぁって感じがしませんか?
だからアインくんは「オレつえ~!!」
的なチート無双で活躍する主人公じゃありません。
さらに不幸なのは、アイン少年の弟
グリントくんが「聖騎士」という
過去に数人しかいないという希少なスキル
をもっていたこと。
これにより、
父・ローガスの期待はグリントくん一択となり、
果てには次男であるグリントを跡継ぎにすること
を決めてしまうのです。
(©結城涼、菅原健二、成瀬ちさと/魔石グルメ 魔物の力を食べたオレは最強! 第1巻)
アインの父であるローガスは王国一の将軍。
戦いにおけるチートスキル「聖騎士」をもつ
次男を大事にするのは必然と言えるでしょう。
ただしそれでも、長男・アインくんにも
愛情をもって接してくれれば良かったのですが…。
ローガスの中では完全に
「グリント > 埋められない差 > アイン」
という構図ができあがっていて、
これがアインくんの不遇な貴族生活の
キメ手になっているのでした。
(©結城涼、菅原健二、成瀬ちさと/魔石グルメ 魔物の力を食べたオレは最強! 第1巻)
長男が継ぐはずの爵位を廃嫡され、
弟ばかり可愛がる父親。
加えて弟にも白い眼で見られるという屈辱。
その後、
アインとグラントのお披露目パーティーでも
アインだけが無下に扱われ、彼は自分の立場を
イヤというほど思い知ることになります。
(©結城涼、菅原健二、成瀬ちさと/魔石グルメ 魔物の力を食べたオレは最強! 第1巻)
しかし!
もちろんこのままでは終わりません!
このお披露目パーティーでの一件が、
彼の運命を大きく変えることになるのです。
そのカギを握っているのがこの2人。
アインくんのママである「オリビア」と。
(©結城涼、菅原健二、成瀬ちさと/魔石グルメ 魔物の力を食べたオレは最強! 第1巻)
大公家のご令嬢である「クローネ」。
(©結城涼、菅原健二、成瀬ちさと/魔石グルメ 魔物の力を食べたオレは最強! 第1巻)
- アインくんの母親・オリビアに隠された秘密。
- 大公家の令嬢・クローネとの運命的な出会い。
- アインくん自身のスキル「毒素分解EX」の力。
このお披露目パーティーをきっかけに
3つの運命が絡み合って、
アイン少年は一国の王を目指すことになります。
というのが本作序盤の展開でして、
言ってみれば「成り上がり」
的なストーリーですね~。
どのようにしてアインくんが
一国の王になっていくのか?という楽しみは、
本作の見どころのひとつと言えるでしょう。
まぁ極力ネタバレしたくなかったので
あえて肝心な部分は伏せていますが、
物語のつかみとしてはなかなかにドラマチック。
ここまで読んだら、
ゼッタイに続きが読みたくなってしまいますよ。
魔石グルメ/魔物の力を食べたオレは最強!のおすすめポイント
上のほうでも書いたように、
原作は漫画に比べるとかなり先まで進んでいて
ストーリーも非常に面白い展開になっています。
そして、そのストーリーを支えているのが
多彩なキャラクターたち。
特に主人公のアイン少年は
とても魅力的に描かれていて、男のわたしでも
好感を抱いてしまうキャラ設定なんです。
そこで最後に、本作の主人公アインくんの魅力を
おすすめポイントとして紹介したいと思います。
おすすめポイント①(アインくんたら、まぁ~イイ子!)
当ブログを読んだことのある方なら
お分かりになると思うんですけど、
わたし基本的に男のキャラは推さないんです。
でもアインくんは別。
この子。
まぁ~~イイ子!
明るく素直で真面目で頑張り屋さん。
この辺はマンガの主人公としてはありがちです。
でも、アインくんの魅力的な点は
加えて2つあります。
1つは、毒素分解EXという異世界転生モノ
としてはお世辞にもアタリとは言えないスキル
を授かったにもかかわらず。
そして、父親や弟にないがしろにされている
にもかかわらず。
めげずに努力を続けるひたむきさ。
これが彼の最大の魅力と言ってイイでしょう。
(©結城涼、菅原健二、成瀬ちさと/魔石グルメ 魔物の力を食べたオレは最強! 第1巻)
この設定はスゴク好感が持てますね~。
チートなスキルがなくても、
努力していつか父親を見返してやる!
という負けん気があるのも◎。
「オレつえ~!!」系のチート無双で
主人公が活躍する異世界モノも好きなんですけど、
こういう地道な努力で
少しずつ強くなっていく主人公も
王道としてやっぱり好きですね。
そしてもう1つの魅力的な点は、
「お母さま大好き!」なところ。
アインと弟のグリントは母親が違います。
アインの母は第一夫人で、
グリントの母親は第二夫人。
でも父親のローガスが弟を可愛がるため
必然的に母親にも優劣がついてしまうんです。
第二夫人 > 第一夫人みたいに。
なので、アインと同じように
第一夫人である母・オリビアも
夫であるローガスから
ないがしろに扱われているわけです。
アインくんは、それを「自分のせい」
だと思っています。
自分にチカラがないから、
父親に認められていないから、
お母さまにも辛い思いをさせてしまっていると。
(©結城涼、菅原健二、成瀬ちさと/魔石グルメ 魔物の力を食べたオレは最強! 第1巻)
だから努力する。
大好きなお母さまに辛い思いをさせないように、
より一層努力する。
こうやって誰かのために頑張れる主人公
という設定も王道で、
やっぱり好感が持てちゃうんです。
まとめると、本作の主人公アインくんは
わたしたちが大好きな王道少年マンガ
に出てくるようなタイプ。
そこに異世界モノの世界観を上手に重ねてる。
そんな感じの主人公なんです。
多くの人たちに好まれる「王道少年マンガ」
のキャラ設定と、
いま大人気の「異世界転生モノ」の世界観。
この2つをあわせ持っているアイン少年。
魅力的に決まってますよね~。
とは言っても、ハズレスキルと思われた
「毒素分解EX」が、結局はチート能力として
アイン少年のチカラになってくれるんですけど。
おすすめポイント②(アインくんを見守る人たち)
前のほうでアインの母親・オリビアと
大公家の令嬢・クローネを紹介しました。
この2人もとても重要なキャラクターなのですが、
本作にはそれ以外にも、アインくんを見守る
キャラクターが多数登場します。
- アインの祖父であるシルヴァード
- オリビアに次いでアインの理解者となるクリス
- オリビアの姉であるカティマ
- アインとともに学園生活を過ごすディル
などなど。
こういった人たちに温かく見守られ
かつ厳しく指導されながら、
アイン少年は一国の王への途を
歩んで行くことになります。
(©結城涼、菅原健二、成瀬ちさと/魔石グルメ 魔物の力を食べたオレは最強! 第1巻)
全員に共通しているのは、
アインを「認めている」ということ。
身分や立場ではなく
アインという人間そのものを認めている
ことが共通点です。
父親に認められたい一心で
何事にもひたむきに取り組んできた
アインくんの努力は、
残念ながら父・ローガスには
認められませんでした。
でも違った形で認められ、花開くことになります。
「努力は必ず報われる」というのも、
これまた少年マンガの王道、ですよね。
さっき「毒素分解EX」が、
結局はチート能力としてアイン少年のチカラ
になってくれると書きましたけど…。
たぶん彼が授かった最大のチート能力は
「ひたむきに努力できる」
という能力だったんじゃないかと思います。
ということで、つらつらッと本作
「魔石グルメ/魔物の力を食べたオレは最強!」
のおすすめポイントを紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
極力ネタバレしないように紹介したので
分かりづらい部分もあったかと思いますが、
それも本編を読む楽しみを考えてのこと。
もしあなたが今回の記事を読んで
少しでも興味を持ってもらえたなら、
今度は本編を楽しんでみてくださいね。
えっ?
「魔石グルメ」の「魔石」はどこに出てくるのか?
ですか?
え~っとですねぇ。
魔石はこういうモノ⤵でして、
アインくんは毒素分解EXで
魔石のチカラを吸い取ることができるんです。
(©結城涼、菅原健二、成瀬ちさと/魔石グルメ 魔物の力を食べたオレは最強! 第1巻)
強い魔物の魔石を吸えば、
アインくんはその力を得ることができる
というわけですね。
でも魔石のチカラを得たからといって、
すぐに「オレつえ~!!」とはならないのが
この漫画のイイところ。
魔石を吸ってもそのチカラを使うために
「努力」しないといけないんです。
だから、この能力はオマケだと
わたしは思っています。
ルフィが強いのは
ゴムゴムの実を食べたからじゃないですよね。
それと一緒。
本作のタイトルは「魔石グルメ」
となってますけど、本質はそこじゃない
と思って読んでいただければ幸いです。
ちなみに原作では、
強い魔物の魔石を吸いまくったことで
アインくんは「まお…」。
おっと。
これ以上は言えません。
さて、そんな本作
「魔石グルメ/魔物の力を食べたオレは最強!」
は電子書籍化されています。
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