当サイトは
アフィリエイト広告を利用しています

【Another/綾辻行人:清原紘】有名ミステリー小説をコミカライズした傑作マンガ!

おすすめマンガ

今回紹介するのは、

以前に取り上げた月館の殺人と同じく

綾辻行人先生が原作を書いたマンガです。

 

と言っても、

月館と違って原作は綾辻先生の同名小説。

そのコミカライズ作品ですね。

 

その名も「Another(アナザー)」。

 

綾辻先生の作品はいくつか読みましたけど、

その中で、わたしが一番好きな小説でもあります。

 

今回の記事では、この「Another」の

おすすめポイントをネタバレなしで

紹介していきます。

 

ぜひ最後までお付き合いください。

 

Anotherの作品データ

【作品概要】

祖父母の住む田舎の中学校に転入した主人公

榊原 恒一(さかきばら こういち)。

 

三年三組に編入された彼は、

異様な雰囲気をもつそのクラスに違和感を覚える。

 

友人たちのおかしな言動に戸惑いつつも、

彼は同じクラスの見崎 鳴(みさき めい)

という少女と親しくなった。

 

が。

 

実は、このクラスの異様な雰囲気の原因は、

その見崎 鳴にあったのだ。

 

過去に起こった惨劇と現代に残る超常現象。

 

恒一と鳴が、その謎に挑む。

 

【作品データ】

作品名 Another
作者 作:綾辻行人、画:清原紘
連載誌 ヤングエース(角川書店)
連載期間 2010年(平成22年)~2012年(平成24年)
単行本 全4巻
電子書籍 あり

 

Anotherのあらすじ

それでは本作「Another」のあらすじから

ネタバレなしで紹介していきます。

 

主人公は、榊原 恒一(さかきばら こういち)くん。

中学三年生。

 

胸に病気をもつ彼は、父親の海外出張を機に

病気の療養も兼ねて母方の祖父母の家がある

夜見山(よみやま)市で暮らすことになります。

(©綾辻行人:清原紘/Another)

 

そこには恒一の母(他界)の妹・怜子(れいこ)

も住んでいました。

 

怜子さんは29歳。

恒一くんにとっては叔母さんにあたります。

(©綾辻行人:清原紘/Another)

 

そして、恒一くんが転入した

夜見山北中のクラスメイト、

見崎 鳴(みさき めい)。

 

謎めいた雰囲気をもつこの眼帯少女が

本作のヒロインです。

(©綾辻行人:清原紘/Another)

 

他にも登場キャラは結構いるものの、

この3人が最重要キャラクター

と言ってイイでしょうね。

 

 

物語の大筋としては、こんな感じ。

 

26年前に起こった不幸な事故をきっかけに

恒一くんのいる三年三組の関係者が

つぎつぎと凄惨な死をとげていく。

 

ちょっとオカルトチックなストーリーです。

 

ミステリーお決まりの殺人事件ではなく

「不審死」。

 

だから本作の最終的な目的は、

「犯人捜し」じゃありません。

 

どうやったら不審死が止まるのか?

その「方法探し」が最終目的ですね。

 

 

で、最終話の前(19話)で

不審死を止める方法(原因)が

判明するんですけど…。

 

いや~。

そこに至るまでの伏線の多いこと多いこと。

 

正直、第1巻なんて謎と伏線だらけ。

 

このAnotherという作品に初めて触れる方は、

おそらく1巻を読んでも、

登場人物の「言ってること」や「やってること」

の意味が解らなさすぎると思います。

 

なぜアノ人は、あんなことを言うのか?

なぜアノ人は、あんなことをするのか?

 

それは1巻を読んだだけでは解りません。

(©綾辻行人:清原紘/Another)

 

 

だからもし、

第1巻を読んで、

「イミわかんね~」

「つまんね~」

と思っても。

 

我慢して読み進めてください。

 

じっくりと読み進めれば、

 

最後に、

 

驚愕の結末が待っています。

(©綾辻行人:清原紘/Another)

 

Anotherの謎

続いては、本作の「謎」について紹介します。

 

さっきこの漫画のあらすじを、こう書きました。

 

26年前に起こった不幸な事故をきっかけに

恒一くんのいる三年三組の関係者が

つぎつぎと凄惨な死をとげていく。

 

ネタバレしたくなかったので、

あえて端折って書いたんですけど。

 

ここでは、このあらすじを

もっと掘り下げて紹介していきます。

 

なので、ちょっとネタバレあり。

※ ちょっとだけ、全部じゃありません。

 

知りたくない方は、

この章を読み飛ばしてくださいね。

 

【26年前の事故について】

では、そもそもの発端である

26年前の事故からお話しします。

 

26年前の夜見山北中の三年三組に

「ミサキ」という少年がいました。

 

彼は、勉強もスポーツも優秀で

おまけに性格もよく、クラス一の人気者。

 

しかし、三年生に進級したある日、

事故により命を失ってしまいます。

 

突然のことに嘆き悲しむ教師やクラスメイト。

誰もがミサキの死を受け入れられません。

 

そんなとき、ふと誰かが言いました。

 

「ミサキは死んでなんかいない。」

「だって今もほら、」

「ココにいるじゃないか!」

 

それ以来、三年三組ではずっと

ソレが続けられました。

 

つまり、

ミサキが生きているフリを

クラス全員で続けたのです。

 

ところが、その年の卒業式。

 

最後にクラス全員で撮った集合写真に

 

いるはずのない「ミサキ」が

写っていたのでした。

(©綾辻行人:清原紘/Another)

 

 

この事件をきっかけに、

それからの夜見山北中の三年三組では

毎年ではないにせよ、

 

クラスの誰か、または関係者が

つぎつぎと不審な死をとげる

という不可思議な現象が起こっていたのです。

 

 

その原因は、クラスの中に

過去に死んだ人物が紛れ込んでしまうため。

 

誰にも気づかれず、

ごく自然に。

(©綾辻行人:清原紘/Another)

 

やっかいなのは、それが誰だか分からないこと。

 

さらに、いちど不審死が起こってしまうと、

1年間は止められないということ。

 

しかしある年の三年三組が、

不審死を起こさないための手段を見つけます。

 

その方法は…。

 

増えた死者の分だけ、

クラスの誰かを「いないもの」にする。

(©綾辻行人:清原紘/Another)

 

クラスの誰かひとりをハブることに決め、

その決まりごとを1年間守り続ければ、

誰も死なずにすむ。

(©綾辻行人:清原紘/Another)

 

でも、その決まりごとを破ってしまうと…。

 

 

というのが、本作「Another」の謎の一部。

 

この辺からかなり、ホラー&オカルトチックな

話しになっていきます。

 

で、案の定。

 

恒一くんたちのクラスは、

この決まりを破ってしまうんですね。

※ まぁ破っちゃったのは恒一くんなんですけど。

 

そこから始まる連続不審死。

 

クラスメイトとその家族、担任教師などが

つぎつぎに死んでいきます。

 

 

ところが。

 

恒一くんたちと同じように

決まりを破ってしまった15年前の三年三組が、

 

偶然にもその不審死を途中で止めていた

 

という事実に行き当たります。

 

 

何とかしてその方法を突き止めたいと

奔走する恒一くん。

 

そして彼がたどり着いた、

その方法とは!?

 

最後に、

 

驚愕の結末が待っています。

(©綾辻行人:清原紘/Another)

 

Anotherを面白く読むためのポイント

では最後に、本作「Another」を

面白く読むためのポイントを

紹介して終わりたいと思います。

 

ポイント①(じっくりと読むべし)

前のほうでも書いたように、本作は

謎だらけ・伏線だらけのマンガです。

 

第1巻が、特に伏線だらけだと言いましたが、

それは18話までずっと続きます。

※ 19話で不審死を止める方法が判明。

※ 最終話(20話)はエピローグ。

 

なので、じっくりと読み進めれば

必ずストーリーやプロットが繋がっていきますし、

本作のおもしろさも分かります。

 

だからもし途中で「つまんね~な」と思っても、

頑張って読み続けてください。

 

きっと最後は、読んでよかったと思える作品に

なっているでしょう。

 

ポイント②(驚愕のラストを味わうべし)

このマンガを評するときに、

ホラー・オカルト・サスペンス

なんて表現を使ったりしますが。

 

わたし自身は、やっぱりこのマンガは

「ミステリー」だと思っています。

 

なぜなら、

最後のトリックの仕掛けがスバラシイから。

 

さすがは綾辻先生です。

 

それまで張られていた伏線も、

すべてラストのトリックのため

だったと思えば納得。

 

それくらい驚愕のラストシーンとなっています。

 

なので、トリックを見破ってやりたい!

という方は、18話までの内容を

じっくりと読み返してみるとイイでしょう。

 

そうすれば、

トリックを見破れるかもしれませんし、

ラストの仕掛けにも納得できるでしょう。

 

ポイント③(ヒント)

最後の最後に、トリックを見破るための

ちょっとしたヒントを。

 

本作では、過去の出来事を振り返るシーンが

多くなっています。

 

だから、時間軸を把握しておくことが大切です。

 

今が何年なのか?

アノ事件が起こったのは何年前なのか?

その時の関係者は登場人物の中にいるのか?

その人がナニを言っていたか?

 

こういったことに注意して読み進めれば、

きっとトリックも分かっちゃうと思いますよ。

(©綾辻行人:清原紘/Another)

 

あとは、何気ないセリフに注意。

ある人がつぶやいた何気ないセリフが、

実は謎を解く大きなヒントだったりします。

 

こうした点もチェックしながら、

Anotherの世界を楽しんでください。

(©綾辻行人:清原紘/Another)

 

 

ということで今回は、綾辻先生原作の有名小説

「Another」のコミカライズ作品を紹介しました。

 

この小説が出版された当時、

そのトリックの性質から「映像化は無理だろう」

なんて言われてましたけど。

 

マンガだけでなく、アニメにも実写映画にも

なってますからね~。

 

日本の二次元の技術と映像技術はスゴイですね。

 

わたしは最初に小説を読んだので、

やっぱり小説のインパクトは、

メッチャ大きかったです。

 

でも、小説の良さを損なわずに

漫画として再現してくれた

清原先生にも拍手を送りたい。

 

最後のトリックはもちろん、

キャラ絵とかも、

原作のイメージそのまんまでしたよ。

すばらしいデキだったと思います。

 

 

でも、ミステリーものって

ほんと紹介するのがむずかしい。

 

当サイトは、

基本的にネタバレはしない方針なんで

見どころを紹介するのがホント難しかったです。

(言い訳…)

 

でも、このレビューをきっかけに

ひとりでも多くの方に

「Another」を楽しんでもらえたら幸いです。

 

 

そんな本作は、電子書籍化されています。

わたしがふだん利用している電子書籍通販サイト

「ebookjapan」なら無料で試し読みが可能。

 

「Another」を読んでみたい!という方は、

ebookjapan公式サイトでチェックしてください。

 

ebookjapanの公式サイトを見に行く

 

 

また、原作(小説)の「Another」については

耳で聴くオーディオブックをおすすめします。

 

Amazonのオーディオブック

「Audible(オーディブル)」なら、

長編小説も読まずに「聴く」ことが可能。

 

「Another」も、Audibleで発売されています。

 

Anotherを聴いてみたい!という方は、

下の公式サイトを覗いてください。

(上下巻の2冊)

 

30日間の無料体験ができて、

読み放題(聴き放題)です。

 


Audibleの公式サイトを見に行く

 

テキストのコピーはできません。